【日本料理屋の社員】2人相部屋の寮生活。日本料理のお店で下積みをした日々は肉体的にも精神的にもつらかった。思うように仕事ができないお話。

【日本料理屋の社員】2人相部屋の寮生活。日本料理のお店で下積みをした日々は肉体的にも精神的にもつらかった。思うように仕事ができないお話。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
18歳

【当時の職業】
日本料理屋

【当時の住まい】
寮に2人の相部屋でした。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
高校中退しまして、いろんな仕事がしてみたくて、いろいろアルバイトをした結果、父の同じ職業を選びました。
店は父の紹介です。

【環境と仕事内容】
日本料理の盛り付けや簡単な仕込み作業をやってました。
職場には10人ぐらいいまして、私は一番下っ端でした。
あの頃は、朝から晩まで働いてお給料12〜13万ぐらいだったと思います。
休みは月6日ありましたが、ほとんど寝てました。
お客さんはたくさんきてました。
土曜日、日曜日になるとオープン前に100人近く待ちで並んでました。

【大変だった時期】
最初から、大変でした。




【大変だったこと】
一番は労働時間が長いことです。
休みはありましが、忙しいときには始発で行って終電で帰ることもありました。
あとは、人間関係は大変でした。
日本料理は上下関係が厳しいのでとても気を使いました。
通勤も大変で、寮だったのですが、駅までが遠かったです。
あとは、飲食店ならではありますが、まかないを作るのが大変でした。
一度の食事で10人分ぐらいの量を作らなくてはいけなくて、なおかつ、まずいものは先輩方が食べてくれないのです。
もちろん、それも修行の一環なので我慢しました。
ただそのおかげとまではいいませんが、まヵないのおかげで、料理人としてやっていけてると思います。
桂むきや千切りなどの包丁仕込みで腱鞘炎になったことがあります。

【大変だった期間】
5年ぐらいです。




【当時の心境】
出勤するのいやだなぁとか、行きたくないぁとか思っていました。
実際、寝坊したときに、もう行きたくないと思って、無断欠勤しようとしたことがあります。
その時はたまたまその時の料理長に会い説得され、遅刻していった覚えがあります。

【職場が大変だった原因】
自分にも落ち度はあったと思います。
ですが、日本料理を学ぶというのは職業ならではの体質というのかも知らません。




【仕事で良かったこと】
厳しい職場ではありましたが、達成感はたくさんありました。
料理が上手になってると思った瞬間や、先輩に褒められたりしたときです。
包丁仕事は特に露骨に上達してるのがわかるので楽しくなってきます。
まかないが美味しいといわれたらうれしかったです。




【特にひどかった最悪の出来事】
先輩が仕込んだソースを誤って落としてこぼしてしました。
そのときはすごく怒られました。
大変なことの中での一番は「お節」でしょうか。
それが終わったあとの職場の一体感は忘れられないです。
終わってみんなでご飯を食べに行ったり、そのお節の提供したお客様からお礼の連絡とか来た時のことは忘れられません。
これは最悪の思い出というよりは良い忘れられない思い出です。
ひどい思い出は落ち込んだ話なのですが、やはりお客さまに迷惑をかけた時全般でしょうか。
その中でも、異物混入は落ち込みます。
わざとではないし、常に気を付けてるのですが混入していたことが何度かありました。
先輩からも怒られますし、お客さま身体に関わっていたらどうしようと仕事終わってからも、そわそわしていたのを覚えています。




【相談した人・助けてくれた人】
それは、やはり一番は同期の仲間です。
3人いて、同じ寮で、つらい日々を3人で励ましあいながら、頑張りました。
あとは、よくしてくれた先輩がいました。
嫌な先輩もいましたが、とても面倒見のいい先輩で、仕事のことからプライベートのことまで相談に乗ってもらいました。

【改善のための行動】
やはり始めは包丁を使えなことがとてもハンデだったので、休みの日は、築地に行って、魚買って練習したり、野菜かって桂むきの練習をしたりしました。
頑張って練習したおかげで、お客様に提供できるぐらいのクオリティーになりました。




【現在の状況と心境の変化】
それから15年以上たっています。
職場は、あれから転々としましたが、それは嫌でやめたとかではなくて、色々、お店を回って仕事を覚えたかったからです。
大変さは、上にあがっても、その時その時の大変さがあるんだなと体感しました。
あの頃みたいに、肉体てきにはきつくはなくなりましたが。
でも、あのきつかった下積みがあったからこそ今やれてると思います。

【学んだこと】
人間関係の難しさと同時に素晴らしさを学びました。
上下関係の厳しさはやりすぎのところはありましたが。
今あれをやるとハラスメントですね。



【当時の自分へのアドバイス】
とにかく、何事も一生懸命やってれば、ちゃんと見てる人は見ていて、正当な評価してくれます。
あとは、先輩には絶対逆らってはいけません。
私も若気の至りでぶつかってしまった先輩がいましたけど、その先輩は、本人のことを思って言ってくれてるのですから。
仕事はどんどん自分から学びにいった方がいいです。
自分からいけば先輩はぜったい教えてくれます。