【社員食堂兼居酒屋・19歳女子】飲食店は拘束時間が異常に長い。休憩時間もないに等しい。身体も心も休まらない勤務。

【社員食堂兼居酒屋・19歳女子】飲食店は拘束時間が異常に長い。休憩時間もないに等しい。身体も心も休まらない勤務。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
19歳

【当時の職業】
社員食堂兼居酒屋(昼と夜で営業形態が変わる)

【当時の住まい】
仕事場から数駅先のワンルームアパートにひとりで暮らしていた。
家には寝るためだけに帰宅していた。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
当時は就職難で、なかなか希望の仕事に就職できなかった。
クラスメイトがそこで奨学生として勤務しながら通学しており、待遇がいいからということで誘われた。

【環境と仕事内容】
仕事はランチの仕込み、接客、片付け、夜の部である居酒屋の仕込み、準備(ランチとは異なり、居酒屋風に模様替え)、接客、片付け、翌日の準備というルーチンワークだった。
食事は賄いがあったが、毎日同じものなので途中から食べなくなった。
職員は毎日10名程度。
お客さんはランチのときは礼儀正しくても、お酒が入る夜の部は触ったりもしてくるので非常に嫌な気持ちになった。
休日は土日祝(食堂の営業に準ずる)、給与は月に80時間の残業込みで26万だった。
寮はあったようだが、休日でも駆り出されるので入っている者はほとんどいなかった。

【大変だった時期】
日中は社員食堂、夜は同じ場所が居酒屋になるという営業形態であった。
従業員である自分は早朝出勤でランチの仕込み、片付け後は少しの休憩を挟んで、夜の準備、閉店後の片付けまでの毎日が通し勤務で激務だった。




【大変だったこと】
休憩時間があってないような職場環境だった。
休憩はお客さんが少なくなってきたらカウンターの下でしゃがんで少し休憩して、食事もそんな程度のものだった。
小間切れで数分の休憩が何度もあるのでトータルすると規定の休憩時間だったのかもしれないが、まるっきり休めた感覚がなかった。
仕込みや洗浄は精神的に気持ちが軽かった。
最も嫌だったのは居酒屋の時間になると酔ったお客さんに怒鳴られる、触られるというセクハラまがいのことがあったのが苦痛だった。
また、こちらはそれほどお酒に強くないのでとにかく早く帰りたかったが、毎日閉店後は終電まで打ち上げのようなことをやっており、それに参加しないと同僚から無視されるなどのこともあった。
労働時間は長かった。

【大変だった期間】
働き始めてから退職するまでそれは続いた。
現在は閉店している。




【当時の心境】
毎日の通勤時間中に退職の意向を伝える言葉を考えて「今日こそ言おう」と決意するのだが、動物的勘の鋭い上司はそんな雰囲気を空気で感じ取ると出社せずに別の店舗へ逃げるなどの逃避をされた。
何度かそれをやられて、辞める意思を伝えるのが遅くなった。

【職場が大変だった原因】
慢性的な人員不足と、はっきりしない営業形態。
所詮社員食堂は食堂であり、そこで夜に居酒屋として営業するならもっと本格的なメニューや手腕を振るわないとどっちつかずでどっちもダメになった。




【仕事で良かったこと】
充実していたことは仕込みの時間に教わった内容は身体が記憶したものなので、効率よく動けるようになった。
また、親切丁寧に指導してくれたり、自分が酔っ払いに絡まれているとさりげなく助けてくれる同僚もいた。
そつなく仕事をこなす人を目の当たりにできたのは自分にとっての財産になった。




【特にひどかった最悪の出来事】
夜の居酒屋営業時に、お客さんから焼き魚の注文が入り、調理のところにオーダーをかけに行った。
調理からは返事はあったが、実際には全く焼いておらず、そのお客さんの前を通るたびに「魚はどうなった!?」と聞かれ、お酒も入っていることからそれがだんだんエスカレートして、最終的には突き飛ばされてしまった。
とても怖かった。
突き飛ばされたうえに「ブス」とも言われ、連れのお客さんも一緒になって笑っていた。
奥から接客担当のリーダーが出てきて、突然私を怒鳴りつけた。
「魚、早く持ってこい!!」と魚を焼き忘れた調理ではなく、私がその場で怒鳴りつけられた。
他のテーブルにいたお客さんも急に静かになって店がひっそりとしてしまった。




【相談した人・助けてくれた人】
相談はしなかった。
若かったのもあり、仕事というものはこんなものだと思い込んでいた。
我慢していれば身体も心も慣れてくるはずだと自分に言い聞かせていた。
また、相談できるほど親しい人が職場内にいなかった。
とにかくひとりで家に帰りたいとしか思わなかった。

【改善のための行動】
改善のためには動かなかった。
というよりも若くて動きようもなかった。
邪魔してきた人はいないとは記憶しているが、ことあるごとに意地悪をしてくる同僚がいた。
最初の頃は積極的に話しかけていたが、あるときを境に全く接することはなくなった。




【現在の状況と心境の変化】
あれから25年が経過した。
当時の職場は赤字を垂れ流して今は細々と数店舗だけ営業しているとうわさで聞いた。
自分はその職場を退職して、普通と言われる仕事に再就職した。
仕事はあくまでもお給料をもらうためのツールであり、自分の人生(生命)を捧げるものではないという当たり前のことを当たり前だと思えるようになった。

【学んだこと】
嫌いなタイプだからといって、初日から無視したりは絶対にしてはいけない。
必要以上の会話をすることもないし、ましてや仕事以外の時間に付き合う必要もない。
業務上必要なことだけホウレンソウする。



【当時の自分へのアドバイス】
これが仕事だと自分に言い聞かせている時点で仕事が嫌いだったと思う。
必要以上に争うこともないが、頑張ってみても合わなかったら早いうちに次を見つけたほうがいい。
転職するにも何をするにも若いうちでないと段々物覚えも悪くなるし、頑固になってしまう。
働くときは働く、休日はしっかり自分のために使う。
オンとオフの切り替えをしないと疲れてしまう。